48歳女性。
鼻、喉の痛み、微熱、腰痛、節々の痛み。
患者さんをみるときは、たくさん情報があった方がいい。だからたくさんお話を聞く。
一見関係ない様な事柄でも重要ヒントになる事もあんです。
母ちゃんの場合、ある程度状態を把握できている。
最近ちょっと色んな意味で疲れ気味。
風邪に似てるけど、多分風邪薬飲んでもあまり効かないんじゃないかな。
評価は、上焦(横隔膜より上)に熱がこもっている。
その熱を散らせると良さそうだ。
確信をもって鍼をした。
おつかれさーん!
手太陽小腸経『後渓』
ジンワリいい感じの響きとの事。
おつかれさーん!だけに3分くらいくらい経ったら抜いてね。
「余計なこと言わんでよろしい。」
あ、すみません…。
私は他の方に治療に入った。
15分後くらいに母ちゃんをみると、まだ鍼を刺したままでいる。
どう?
「これは効いた。喉と鼻の痛みが引いて、熱っぽさがみるみる引いた。面白いからしばらく刺しておいた。今は熱が引きすぎて寒いくらいだ。」
だから3分で抜けって言ったじゃん!
という言葉を飲み込んだ。
鍼は効くだけに、さじ加減が大切かも知れません。
やはり鍼って面白い!と思いました。