何日か前の北海道新聞。
えほん大賞か…
なんかそそられるぜ。
家族からの勧めもあり、10年くらい前に殴り描いた絵本を
iPadで殴り描き直し、デジタル化してみた。
夜に寝てくれない長女の為に描いた絵本で、読み聞かせしたら、その日以来早く寝る様になった。
すごい効き目だった。
元ネタ 過去ブログに飛びます→
http://kawashima-naoya-1203346.hatenablog.com/entry/2017/05/31/160414
それではリニューアル作品
始まり始まりー
ねむらないあなたへ…
※多少刺激が強い表現が含まれておりますのでご注意下さい。
昔々あるところにナツミさんという夜に寝ない人が住んでいました。
「もう11時だから早く寝なさい!ぶん殴るよ!」
母ちゃんが怒っています。
「やだもーん」
ナツミさんは母ちゃんの言うことを聞かずいつまでも起きていました。
夜中なのに一人で遊んでいます。
しばらくすると、後ろに誰かいる気配がしました。
はあぁぁぁ…
「母ちゃん、母ちゃん!大変だ!お化けがいるよ!」
ナツミさんは大慌てで母ちゃんを起こしました。
「おがあ!」
母ちゃんはお化けになっていました。
「ひ、ひー!!」
ナツミさんはビックリして妹のちーちゃんを起こしました。
「バブゥ〜!」
ちーちゃんもお化けになっていました。
「ぎゃあああっ!」
ナツミさんは大慌てで、イビキと歯ぎしりがうるさいから別室で寝かされている父ちゃんの部屋に行きました。
「あ、父ちゃん起きてたんだ!母ちゃんとちーちゃんがお化けになっちゃったの!」
父ちゃんは暗闇の中で静かにたたずんでいます。
「…と、父ちゃん?」
「おおおぉぉ〜」
父ちゃんはゾンビになっていました。
「うぎゃー!」
ナツミさんは逃げ出しました。
「おっと、逃しはしねー。」
ナツミさんはさっきのお化けに捕まってしまいました。
「ケケケ…、お化けタイムまで起きているからこういう事になるんだぜ。」
「えーん、えーん!今度から早く寝るから許してよう!」
ナツミさんは泣きながらお化けに言いました。
「ほんとうか?」
「うん!」
「よし、それなら少し時間を戻してやろう。」
お化けはそう言って時計を指差しました。
クルクルクル〜
11時半だった時計は9時になりました。
時間が戻って、みんなお化けになっていません。
「ナツ、今日から早く寝るよ!」
「あら、えらいね〜」
母ちゃんに褒められました。
それからというもの
夜に寝ないナツミさんは、夜早く寝るナツミさんになりましたとさ。
おしまい。
応募規定に「テーマや作風は問いません。どのような作品も応募いただけます。」と書いてあってから、この作品を応募してみようと思います。
絵本作家として夢の印税生活ができるようになった暁には、このくだらないブログを読んで下さっている方に焼肉をご馳走させて頂きたく思います。