この物語はフィクションであり実在の人物を指すものではありません。
私、スーパーOLの直子。42歳。
人の三倍のスピードで仕事をするから社内では赤い彗星と呼ばれているの。
趣味は合コン。週3回は行くかな。
でもほら、私って高嶺の花じゃない。
男子達、誰も話しかけてこないのよね。
そんな私にも悩みがあったの。
そう、肩コリ、眼精疲労。
通常の三倍のスピードで仕事をするからか、責任ある仕事任せられるじゃない。
そんなストレスもあってか、だんだん酷くなったの。
病院とかクイックマッサージとか整体とか色々行ったわ。
ちょっと楽になったらまた頑張るの。赤い彗星のあだ名を失いたくないもんね。
肩コリにプラスして、イライラ、よく眠れない…
薬もあまり効かない…
もう限界。
そんな話をお母さんにしたら、お母さんが通っている鍼灸院を紹介されたの。
私の中での鍼灸のイメージって、なんだか「痛い、怖い、あやしい」
でもお母さんがメッチャ勧めるから行ってみた。
「怖い、あやしい」はイメージ以上。
まあ、この先生に限ってなんでしょうが…
淡々と症状、日常生活などを聞かれ、皮膚や舌を見てもらった。
見た目で怖がられるので、うさ耳バンドを装備してるらしいんだけど
よけいに怖いよね。
先生が言うには
ストレスなどによって肝の気を巡らせる作用が失調して
気が滞ってしまっているとの事。
気とかよくわからないけど、何となく納得。
刺さない鍼なんてのもあるのね。
首が動かしやすくなったり、呼吸が深く出来るようになったり
なんだか不思議な体験…
刺す鍼も思ったより全然痛くない。
刺したままぐっすり眠ってしまったわ。
「痛い」というイメージは全くなくなった。
先生に起こされた。
治療は終了らしい。
なんか身体が軽くなったわ。
外に出て緑の色鮮やかさに驚いたの。
身体が軽い、視界がクリア。空気が美味しい。
私、思った。
もっと早く来てれば良かった。って。
それ以来、合コンの回数を半分にして鍼灸をするようになったら
身体が結構快適なの。
仕事の効率も上がってるわ。
この前なんて合コンで男子達から「赤い彗星だ!逃げろー!」って。
ますます高嶺の花になっちゃった。
皆さんもちょっとやりくりして
暮らしの中に鍼灸を入れてみるの、オススメよ〜!