大学時代は少林寺拳法に明け暮れた。
四年生の時、学長賞を受賞した。
野球の川上憲伸さんや、相撲の大関雅山関、体操オリンピック金メダル塚原直也選手などと一緒に。
頑張りましたねー。マイナースポーツだったからなんだけどね。
昔の体育会系は今では考えられないような理不尽だった。
最初はたくさんいた仲間も一人辞め、二人辞め…4年生の時最後に残ったのは4人だけだった。
「バカばっか残っちゃったな。」
誰かが言った。
確かに…
確かにバカばっかだ。
夜は、廃墟の様な部室棟、まるでゾンビや幽霊がいてもおかしくない地下迷宮の深層、そんな部室にたむろして朝まで飲んだ。
唯一の一人暮らしだった私の部屋も溜まり場になった。酒の肴はもっぱら、パスタを大量に茹でたものにレトルトカレーをかけたものや、醤油炒飯。
各々ツッコミどころ満載。それが酒の肴なのだ。
楽しかったなあ。
キャラがたちまくっているので、彼らはそのまま私の漫画キャラになった。
そんな仲間たちと久しぶりに飲んだ。
やはりおじさんになっても皆様バカっぷりは健在だった。久々心底笑った気がする。
翌朝、御茶ノ水を散歩。
気持ちいい。
すっかり近代化してしまった学校。
あ、ボロい校舎もあった。懐かしい。
砂利で拳立てした錦華公園。
数々の伝説を作った居酒屋アミも健在。
ああ、なんて懐かしいんでしょう。
学ランで闊歩した青春が蘇りました。
では鍼の勉強会頑張ってきます!