中学生になった長女はあと1週間後に中間試験がある。初めてシビアに順位をつけられる試練だ。
「なぜ勉強しなきゃダメなの?」
と聞かれた。
中学生くらいなら誰しも思う事だ。
少しずつ木を集めてみんなで住める家を建てよう!という明確な目的があれば頑張ってコツコツ木を集めるだろうが、明確な目的が分からないないまま、ただ木を集めなさい!と言われているようなものだろう。
将来の選択肢が増える。やりたい事をするには基本の勉強ができた方がお得だと思う。
どこか本音に我が子にはいい成績をとって欲しいという思いも正直あるが…
それらを前面に出すとヤル気を失わせてしまう気もする。
月並みな言葉が響く相手ではない。
下手したらオリジナル理論に論破される。
将来の夢なんかを話しながら少しずつ考えていくのが良いかも知れない。
大人になったら何になりたいんだ?
「仙人。」
……!
予想外というか予想通りというか…
「中国の蓬莱山に行って修行するのですよ。調べたから場所も分かっています。仙人になって不老不死の薬を開発したら喜ぶ人も多いんじゃないですか?お金も儲かるし。不老不死で不労所得です。うひ…うひ…うひひ…」
さっそく何て返したらいいか分からん…
こ、この人、大丈夫なんだろうか…
だ、だったら中国語とか話せなきゃダメじゃね?
それに仙人は何でも知ってる人だろ。
「あ、そうか。じゃあやる。」
……。
子供と大人の狭間の時代。
中学生。
次女も含め今後も色々ありそうな予感。
まあ、それが普通なのかも知れないが。
何とか付き合っていきたいと思ってます。