川島治療院 院長日記

江別市野幌町にある治療院です

鍼灸師「K」 第1話 魚の小骨

この物語はフィクションです。

 

 

神出鬼没の鍼灸師「K」をご存知だろうか。

群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、

鍼灸師のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼の武器…

 

そんな彼と多くのクライアントとのドラマチックな物語である。

 

 

悔井寺(くいいじ) はる子(9歳)

 

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「食欲の秋だな〜。ご飯が美味い!」

 

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「ず、ずず〜…」

 

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「旬のサンマ」

 

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「うーん、美味い」

 

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「白飯が合うなぁ」

 

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「ずず、ず〜…」

 

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「うごぁ!」

 

 

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「さ、サンマの小骨が刺さった…

だ、誰か…助けて…」

 

 

 

 

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どれ、私が鍼をして差し上げましょう。

 

 

「お、おじさん、誰…?どこから入って来たの?」

 

 

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ふふふ…、細かい事は気にしないで下さい。

 

 

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厥陰心包経 流中

 

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経別は喉を通る

 

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ここだな。

 

 

 

 

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私、失敗しないので。

効けよ、間使!

 

 

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うおおおおおぉぁああっ!!

 

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あたぁ!

 

 

 

 

 

 

 

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「あれ?喉が楽になった!不思議!」

 

 

 

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良かったですね。今度から気をつけて食うのですよ。

 

 

少女は救われた。

しかし、鍼灸師「K」は少女の親に通報され、

不法侵入、猥褻物陳列罪で現行犯逮捕された。

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「間使(かんし)」

手首から指四本上

二本の筋の間あたりにあります。

 

魚の小骨が刺さったら、ここを指圧してみるのも有効かも知れません。

 

平和な日常

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地震の翌日昼過ぎに電気が復旧したので、スマホなどの充電ボランティアをやった。

フル充電🆗で。

 

うちは大型治療機器数台の稼働に耐えうる施設だ。コンセントも40機以上ある。

たまたま早く復旧したので思いついた。

 

とても感謝された。

「治療受けないとダメですか?」とも聞かれた。いやいや、充電だけで全然いいですよ。

facebookにアップした文章が言葉足らずだったかな。

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勧誘しませんのでお気軽にどうぞ、って付け足せば良かった。

困った時はお互いさまだと思う。やってよかった。

 

 

本日、なんとかセミナー開催が出来た。

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ブラジャーをしてテーピングを貼り合う。

側から見たら変態だ。

しかし女性患者さんの背中に貼る時、ブラジャーをうまく通過させるのには練習が必要なのである。

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それにしてもブラジャー、まんざらでもなさそう。

側から見なくても変態だった。

 

笑った。

まだまだ油断は禁物だが、平和な日常が戻ってきた気がした。

 

大地震

昨日深夜3時頃。

 

ボオォォォ…

 

地面の奥から大型貨物船の汽笛の様な音が、もしくはジュラシックワールドTレックスが遠くで鳴いてる様な音が聞こえた。 

地面の奥で何かが起こっているのであろう。

次の瞬間。

 

ドーーン!!

ガタガタガタガタガタガタ!!!

 

かつて経験した事がない巨大な地震

 

急いで子供達と母ちゃんが寝ている二階に上がった。

電気がつかない。

 

小屋にランタンを取りに行った。

キャンプが趣味で良かった。

 

テレビがつかないのでfacebookで情報を集めた。

得た情報をじいちゃんと妹に伝える。

 

 

ボオォォォ…

 

 

む、また来る!

 

ガタガタガタガタ!!

 

 

信号も消えた真っ暗な中、外に出た。

コンビニは水や食料を求める人で大混乱。リアルゾンビ映画か。

 

 

白み始めた空。

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一昨日の台風でぐちゃぐちゃになった木々。

沈黙する信号。

 

起きた事態に反して、やけに明るくなりそうな空。

なんとも不気味な風景だ。

 

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二、三日の停電を覚悟したが、夕方に電気が復旧した。

実家と妹のマンションはまだのようだ。

道内でも復旧は一割に満たないらしい。

保冷剤冷凍して明日は支援しよう。

 

 

我が家は電気、水道が復旧したので、明日は営業予定ですが、明日予約されている方は無理なさらないでください。

 

台風、地震と2日連続の惨事ですが、みなさん何とか頑張りましょう!

 

強風

昨晩深夜。

得体の知れない音が鳴り響いていた。

ゴォォオオッ!

ビイイイイ!

ガツン!ビリビリビリ!

風なのか。風なのだろう。

こんなの初めてだ。

 

なすすべなく縮こまるしかない。

 

朝起きて外に出てみた。

 

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家の前の防風林の多くが斜めに歪んでいる。

 

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へし折れた木が道路中に散乱。

 

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巨木がうちの前の道を完全に塞いでいた。

異様な景色に、一瞬現実かどうかの区別がつかなくなった。

曲がってしまった木は復活するのだろうか…

 

 

幸い我が家は自転車小屋が潰れたくらいで済んだのですが、未だに停電とかしている地域もあるみたいですね。

 

日本各地、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

 

 

2018キャンプ9 焚き火キャンプ

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東川町の「アサヒの丘キャンプ場」に来ました。数年前に脱サラした方が手作りしたキャンプ場のようです。

 

小高い丘から田園風景が見渡せるグッドなロケーション。

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小さなカエルやバッタをとって遊ぶ子供達。

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直火で焚き火ができるなんて素晴らしいですね。大量の薪を用意しました。

 

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さて焼き鳥でも食いながら暗くなるのを待とう。

 

 

 

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なんて綺麗なんでしょう。

 

 

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暗くなってきたので焚き火開始!

 

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おお…

 

 

ここでLEDランタンの電池が切れました。

 

おお…

照明がなにもないキャンプ場だから焚き火だけが頼りです。

こういうのも良い。

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テンション上がった女子達が歌います。

 

10時前にはみんなテントに入ってキャッキャ話してました。

 

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私は一人焚き火を眺め、ウイスキーをチビチビ飲みました。

真っ暗闇に落ち着いた火。

上を見ると満点の星空。

虫の声。

贅沢なひと時でした。

 

 

翌朝。

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近所を散策。

 

一人車でコンビニに行き道端に車を停めて

 

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カップ麺を

 

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こんな景色を眺めながら食いました。

美味かった〜

 

とても素晴らしいキャンプ場でした!

えほん大賞

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何日か前の北海道新聞

えほん大賞か…

なんかそそられるぜ。

 

家族からの勧めもあり、10年くらい前に殴り描いた絵本を

iPadで殴り描き直し、デジタル化してみた。

夜に寝てくれない長女の為に描いた絵本で、読み聞かせしたら、その日以来早く寝る様になった。

すごい効き目だった。

 

元ネタ 過去ブログに飛びます→

http://kawashima-naoya-1203346.hatenablog.com/entry/2017/05/31/160414

 

 

 

それではリニューアル作品

始まり始まりー

 

 

ねむらないあなたへ…

 

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※多少刺激が強い表現が含まれておりますのでご注意下さい。

 

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昔々あるところにナツミさんという夜に寝ない人が住んでいました。

「もう11時だから早く寝なさい!ぶん殴るよ!」

母ちゃんが怒っています。

 

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「やだもーん」

ナツミさんは母ちゃんの言うことを聞かずいつまでも起きていました。

 

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夜中なのに一人で遊んでいます。

しばらくすると、後ろに誰かいる気配がしました。

 

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はあぁぁぁ…

 

 

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「母ちゃん、母ちゃん!大変だ!お化けがいるよ!」

 

ナツミさんは大慌てで母ちゃんを起こしました。

 

 

 

 

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「おがあ!」

 

母ちゃんはお化けになっていました。

 

「ひ、ひー!!」

 

ナツミさんはビックリして妹のちーちゃんを起こしました。

 

 

 

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「バブゥ〜!」

ちーちゃんもお化けになっていました。

 

「ぎゃあああっ!」

 

ナツミさんは大慌てで、イビキと歯ぎしりがうるさいから別室で寝かされている父ちゃんの部屋に行きました。

 

 

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「あ、父ちゃん起きてたんだ!母ちゃんとちーちゃんがお化けになっちゃったの!」

 

父ちゃんは暗闇の中で静かにたたずんでいます。

 

「…と、父ちゃん?」

 

 

 

 

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「おおおぉぉ〜」

 

父ちゃんはゾンビになっていました。

 

「うぎゃー!」

 

ナツミさんは逃げ出しました。

 

 

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「おっと、逃しはしねー。」

ナツミさんはさっきのお化けに捕まってしまいました。

「ケケケ…、お化けタイムまで起きているからこういう事になるんだぜ。」

 

 

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「えーん、えーん!今度から早く寝るから許してよう!」

ナツミさんは泣きながらお化けに言いました。

 

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「ほんとうか?」

 

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「うん!」

「よし、それなら少し時間を戻してやろう。」

お化けはそう言って時計を指差しました。

 

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クルクルクル〜

11時半だった時計は9時になりました。

 

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時間が戻って、みんなお化けになっていません。

「ナツ、今日から早く寝るよ!」

「あら、えらいね〜」

母ちゃんに褒められました。

 

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それからというもの

夜に寝ないナツミさんは、夜早く寝るナツミさんになりましたとさ。

おしまい。

 

 

 

応募規定に「テーマや作風は問いません。どのような作品も応募いただけます。」と書いてあってから、この作品を応募してみようと思います。

絵本作家として夢の印税生活ができるようになった暁には、このくだらないブログを読んで下さっている方に焼肉をご馳走させて頂きたく思います。

 

 

海の幸 海の生き物

朝食は余市のカキザキ商店で頂いた。

10時開店と同時に入らないと相当並ぶ。

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海鮮丼

 

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いくら丼

 

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ほっけ定食

 

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これでもかというくらいタラバの足が入った鉄砲汁

 

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もりもり食った。

 

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しばらく飯はいらないな。

 

 

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小樽水族館に移動。

 

水槽の中の生き物と見つめ合う。

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やはり水族館は楽しい。

 

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実はこのツアー、長女は留守番だった。

いつまでも寝ている長女は何度起こしても起きなかった。

水族館に行くよ!

寝たまま首を振った。

 

ああ、あんなに大好きだった水族館に行かないって言うなんて…

次女ももう少し大きくなったら、そんな事言うのかな。

 

そろそろ一人で水族館に行く心構えをしておかなねば。