川島治療院 院長日記

江別市野幌町にある治療院です

ハイヒールと足関節の関係性



お母様のハイヒールをこっそり履いてみた。
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おお…

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まんざらでもない。

街に繰り出してみようかな。


彼はルンルン気分でスキップをしながら家を出た。

しかし…


グキッ!


うぎゃああああっ!




どうやら彼は足関節を捻挫してしまったようです。

街に繰り出すのは無理ですね。

このまま街に繰り出したら不審者で逮捕される可能性もあるので、捻挫して良かったのかも知れません。




…またアホな前振りをしてしまいました(笑)


お正月番組でハイヒールで踊っている女性をみました。

見た目はとてもとてもよろしいのですが(笑)、ハイヒールは足関節の構造上、危険な面もあります。


踵の骨の上に距骨(きょこつ)という骨があります。

距骨は足関節の上げ下げをする際の滑車の役割をします。

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つま先を上げると距骨は上の骨の間にしっかりハマります。

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つま先を下げると距骨はグラグラします。

ハイヒールはこのグラグラな状態で歩く事になり、足関節の外側、この部分に最も負荷がかかります。

この部分がグキッとなりやすいです。
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また、地面からの間違った圧を上へ上へと伝えてしまうので、膝や股関節、腰などにも悪影響がある場合もあります。


でもハイヒールってファッション的に素晴らしいと思いますので、以上の解剖学的な構造を想定した上で履いて頂くといいと思います。

想定出来ていれば捻挫の可能性は激減します。


【対処法としては下腿の外側を意識して歩く】
(足首が内側にグキッとなるのを防ぎます)
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【ここぞという時にだけ履く。】

などがあると思います。


履く方も見る方も嬉しいハイヒールは上手に扱うのがいいかも知れません。