川島治療院 院長日記

江別市野幌町にある治療院です

料理人なりきり

土曜日午前、鍼とかテーピングでもって患者さんをと対峙する。何も予定がない土曜日午後は包丁でもって食材と対峙する事が多い。

ペティナイフで玉ねぎを剥いていく。手で直接剥ぎ取った方が早い気がするが、わざわざこういう道具を使った方がいっぱしの洋食料理人気分を味わえて良い気分になる。

迫力ある菜切り包丁で玉ねぎをきざみ、焦がさないようにフライパンの中でかき回しながら飴色になるまで炒める。大きな玉ねぎが1/5くらいまで縮む。味をみてみると何とも甘い。今までの苦労が報われる瞬間である。

そこへひき肉を加えて強火で炒め、ワインをドバッと入れ、煮詰めて水分を飛ばす。缶のデミグラスソースを入れて煮込み、味をみながら中濃ソースやらウスターソースやらケチャップやら色々を足していく。

いい匂いが部屋中に漂い出し、子供達が引き寄せられてくる。

「今日は何?」

「スパカツ。釧路の有名なB級グルメ。」

 

Zenlyで仕事から帰ってくる母ちゃんの位置を確認し、カツを揚げたり、パスタを茹でたり、鉄の皿を焼いたりして一気に仕上げにかかる。

 

f:id:kawashima-naoya-1203346:20221211130522j:image

じゃーん!

 

うむ、自分で言うのもなんだけどとてもうまい。もちろん釧路名物元祖スパカツのレストラン泉谷さんとまではいかぬが、結構近いな。ソース作りに2時間以上費やした甲斐があったぜ。

秋に一人旅で釧路に行った時、スパカツ食べてビール飲んだらさぞかし美味いだろうなと思ったけど、車だったので叶わなかった。

今日はその夢が叶った。

 

趣味の料理人なりきりを楽しんだ週末でした。