東洋医学では、目に見えない「気」が滞りなく身体を流れているから、人間は元気でいられると考えられています。
「気」の流れが滞ってしまうと、痛みやコリが出たり、病気になってしまったりします。
なぜ滞るかは、身体の歪みも多いのですが、特定の感情を長く持つ(イライラしすぎ、悲しみすぎ、心配しすぎなど)、食べすぎなどによる消化不良などもあるようです。
「気」は経絡(けいらく)という通路を通って移動すると考えられています。
現代風にわかりやすく言えば、道路と車の関係に似ているかも知れません。
道路=経絡
車=気
気持ち良さそうに車が走っていますね。
でも何らかの原因で急に道が狭くなってしまったらどうなるでしょうか。
こんな風に大渋滞になります。
これが「気」の滞り、気滞(きたい)といい、多くの症状の原因となっております。
狭くなっている道路を開通させて、車が通りやすい環境を作るのが我らのお仕事なのであります。
その後はご自身でも「気」が滞りにくい生活をするのが良いかと思います。
- 長時間の同一姿勢はなるべく避ける
- 特定の感情を抱きすぎない。時には明るく諦めて感情を流していく必要があるかもしれません。
- 食べすぎない
- 軽い運動の習慣をもつ
地球の重力で身体は歪む方向にいくし、色々なストレスも受けるのが人間ですので、「気」が滞りが長期化しないよう時々メンテナンスするのがオススメです。