蒸し暑い日々。
外の環境と同じように人間の身体の内部環境も蒸し暑くなるようです。
熱を持った余分な水分が身体の中に滞る。
東洋医学では「湿熱」といいます。
それはねっとりベタベタしていて気、血、水の流れを邪魔して、色々な不快症状を引き起こします。
夏バテ、身体が重だるい、目やにが多くなる、浮腫む、食欲不振、すっきり排便できない、便が便器にへばり付く…などなど。
内部環境を変えるには、口から入れるもので変えるのが一番手っ取り早いかも知れません。
夏野菜がオススメです。(写真は実家家庭菜園で収穫されたもの。)
今、漢方の勉強をしており、漢方は食べ物の強力バージョンと思うので、食べ物の研究もします。季節季節の旬のものが身体に素晴らしい作用をもたらすという、当たり前の事を改めて知りました。
夏野菜の多くには、身体にこもった熱や余分な水分をとってくれる効能があります。
例えば夏野菜の代表格ナス。
「寒性」…強く身体を冷やし、気を下ろす作用
天ぷら、最高に美味い!
どう身体に作用している感じがするかはうまく表現出来ませんが、とてもしっくりきます。
家族は元気いっぱいなので作用していると思います。
ただ「寒性」野菜は寒い時期にとるのは注意が必要です。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざは、意地悪な意味と認識しておりましたが、本当の意味は優しさだったのかも知れませんね。スバライシイ!
涼しい季節に身体を冷やすと女性には不利な事が多々あります。食べるなら唐辛子やニンニク、生姜など「熱性」や「温性」食材と合わせるといいです。麻婆豆腐茄子とか良いんじゃないでしょうか。
不穏な世の中だからこそなお、暑い季節を体調崩さずに元気に過ごしたいですね!