日曜日、自転車乗りのお客様から蔦屋書店にレンタルバイクがあるとの情報をもらった。
その日はちょうど何もなかったので10分後にはレンタルクロスバイクを借りていた。頭がデカイのでヘルメットが入るか心配だったが、何とか入った。
一漕ぎでグーンと加速する。ママチャリとはまるで別の乗り物だ。近場で試し乗りするだけの予定だったが、これならどこまでも行けそうな気がした。
あっという間に、野菜の駅ふれあいファームまで来た。これからエネルギーを消費するだろうから野菜の駅内にある「葉らっぱ」でスイーツを補給しておこう。
並んで美味いソフトクリームを頂いた。
このまま新篠津あたりまで行ってみようかな。
新篠津へ向かう江別奈井江線はただひたすら田園風景が続き気持ちいい。
車もあまり通らないので最高だ。
しかし、ここである重大なミスに気づいた。
飲み物がない。
途中の自動販売機で買おうと思っていたのだが、自動販売機が全然なかったのだ。
着の身着のままでクロスバイクを借り、勢いでここまで来てしまった。考えが甘かった…。戻るには進みすぎた。
風は心地よいが、昨日の雨のせいか地面から湿気がムワッとして蒸し暑い。
ヤバイな。相変わらず自動販売機の気配は全くない。さすが北海道。限界がきたらアスファルトにできた水たまりの水を少し頂こうか。
ひたすら走ること十数キロ。
自然と口が開き、口の中が渇いてきた。
その時、遠くに小さな工場らしきものが見えた。
あー!
神様ー!
うひょー!スポーツドリンクが五臓六腑に染み渡る。これは仕事おわりのビールの次に美味い。
新篠津のキャンプ場に到着。
10時にレンタルクロスバイクの情報をもらい、12時過ぎにはレンタルクロスバイクで新篠津に立っていた。自分の足の力でこんな遠くまで簡単に来れるなんて信じられなくて、ソワソワして休憩にならなかった。またはやく乗りたい。
キャンプ場や売店をうわの空で眺めてコンビニへ。
今度は経口補水液でこまめに補給して帰ろう。
帰りは強い向かい風。
一気にキツくなった。
足の力全開!ぬおわあああ〜!
こういうのもまた楽しい。久々味あうパワー全開。
美原大橋までもう少しというところで、また別の問題が浮上した。
お尻と掌が圧迫で痛い。
ジーンズのポケットの中のサイフ、スマホ、家の鍵、車の鍵、汗拭きタオル、ポケットティッシュが邪魔くさい。向かい風は相変わらず強烈だ。
むむむ…
江別市内に入った。建物のおかげか風の影響が少なくなり、一気に楽になった。風、恐るべし。
返却時間はまだまだだが、お尻と掌が痛かったので返却した。
40キロくらい走り、とても勉強になった。
次は動きやすい服装にリュックサックを背負って走ろう。
楽しかった。
自転車欲しいな…
小遣いを貯めつつ母ちゃんに媚を売ろう。