勉強会で東京へ行く時、時間があると上野の美術館に行く。
数年前、ある絵の前で立ちすくんだ。
油絵が多い中、まるで現代の漫画のような画風の美し過ぎる絵。アルフォンス・ミュシャという画家の作品だった。これは美術館を出たら詳しく調べてみよう。覚えるために心の中で名前を繰り返した。「ミュシャ、ミュシャ、ミュシャ…」
美術館を出た。
さて検索してみよう。
「ミ…、ミ…、あれ、なんだっけ?ミ…ミツヒコ?」
結局思い出せずに翌年リベンジ。
美術館で絵を前にしてスマホのメモアプリに「ミュシャ」と入れた。今度こそ大丈夫だ。
他の絵もみたくてネットで色々調べた。
そんな大好きなミュシャの絵が札幌に来るという。
小雪が降るある日、絵を描く仕事がしたい長女とミュシャ展に行ってきた。イラストの世界の始祖ともいえるのではなかろうか。
美術館に入る前、小雪は雨にかわった。
一枚一枚、ワ〜!すげぇ!と二人で感動して回った。ミュシャに感銘を受けた画家さん達の絵も素晴らしかった。ファイナルファンタジーとかロードス島戦記とかの絵もあり懐かしかった。
長女もとても感銘を受けたようだ。
私も絵でほんのちょっとのお金をもらった事があるので、絵で飯を食うのはとても厳しい事はわかっている。だが好きならばチャレンジする価値はあるとも思う。うまくいったら父ちゃんをアシスタントで雇ってね。
待合室に本を置いときますので、興味ありましたら見てください。