雪が解け、植物が上方向に芽吹き出す春の季節になると、人間の身体も上方向に気が昇りやすくなり、顔や頭の症状の施術依頼が増える。
特に顔はかなり熱の影響を受けやすい。
顔のかゆみ、赤み、発疹…
色々な症状で難しい病名をつけられて、強い薬を使っても治らないまま通院されている方も多いようだ。
そんな時は鍼灸を試してみるのも良いのではなかろうか。
東洋医学では、身体にこもっている熱が顔にあらわれていると考える。
だから無理矢理押さえ込んではいけない。
例えば他の症状として便秘などがあれば、それを解消する方向で施術する。肺の粛降作用(下方向に降ろす作用)を高める方法をとったり、腸が収まっている骨盤の状態を本来あるべき位置に近づけるのも必要かも知れない。
顔や首の気の流れ道を整え、熱が動くルートを作る。
そうすれば便は下方向に向かって動き出すはずた。顔の熱を引き連れて。
こんな風に熱を排泄していけば、便秘とともに顔の熱症状が改善していく事もある。
ちょっと難しい考え方かも知れないが、何だかしっくりくるとか腑に落ちるとか言われる。しっくりくると言ってもらえれば、施術は結構上手くいく場合が多い。
簡単に言うと、おいしく食べて、気持ちよく排泄する。これがご自身で出来るようにもっていくお手伝いである。この基本的な人間のシステム回復で改善する病はとても多いような気がする。
画像がなかったので以下関係ない画像です。
耳かき大好き次女。
次ワタシ!次ワタシ!とワンちゃん。
よかったですね。