川島治療院 院長日記

江別市野幌町にある治療院です

急性外傷への伸縮テーピング法の一考察

49歳女性(もうすぐ50歳)

左第3末節骨骨折

酔っ払ってスマホを足に落とし負傷

その他の症状 : 記憶喪失(飲酒後にラーメンを食べたが記憶ない)、旦那さんを尻に敷いている。

 

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中指の爪が内側を向いているのがお分りいただけるだろうか。

こういうのがあると歩くときに痛い。

テーピングでほんの僅かな補正をかける。

 

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5日後。

中指の爪はまっすぐになっている。

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再びテーピングをする。かなり痛みは軽減するはず。

週末にディスコでフィーバーできるか?と問う女性に、私は静かに首を振った。

痛みは減ったかも知れないが、骨折が治ったわけではない。もう少し時間がかかる。

 

 

13歳女性

右足関節捻挫

体育の授業で奇妙な動きをしていたところ右足関節を捻転し負傷。

長靴履けない。

その他の症状 : 破天荒で親を困らせる  勉強しない  インドの首都はナマステだと思っている

足関節を構成する骨たちがバランスよく滑らかに動くようテーピング。

長靴履けるようになった。

 

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画像は1週間後の今日のもの。

 

捻挫の痛みはどうだ?見せてみ。

 

女性はスマホをいじりながら左手を出してきた。

 

足だろ。とツッコミを入れて、靴下脱がし、撮ったのが上の画像である。忘れてたとの事。

私は静かに首を振った。

この女性は捻挫以前にもっと治療すべきところが多そうだ。

 

このお二方はテーピングのみで治るだろうとの判断した。テーピングは引っ張って貼るわけではない。ほんの僅かな張力で皮膚に補正をかける。それだけでかなりの変化がみられる事が多い。

もう何年もやっているが、毎回人間の身体って不思議だなと思う。