今日は高校生最後のクリスマスイブ。
目一杯のおしゃれをして意中の人を誘ってみた。
それにしても遅い。
もう2時間は寒空の下で待っている。
すっぽかされたのか。
なんだか頭にくるぜ。
「怒」は肝に影響を与える
「ごめんごめん、おまたせ…
…!?」
いやいや、大丈夫。俺も今来たばかりだよ。
あれ?驚いた顔してるけど、俺の私服姿はじめてだった?
いつもは学ランだからね。
さぁ、大通り公園のイルミネーションを一緒にみようじゃないか。
「喜」は心に影響を与える
ん?
なんか微妙な顔をしているな。
どうしたんだろう…
なんか気の利いた話をするべきか。
一発ギャグで場を和ませた方がいいか。
それとも強引に手を繋いだ方がいいのか。
いや、変態だと思われたら困るし…
「思」「憂」は脾に影響を与える
「ごめん、私、ちょっと一緒に歩けそうにない。
帰るね。さよなら。」
え………!!
もしかして振られたってやつか。
理由は分からないが…
「悲」は肺に影響を与える
振られたのは悲しいけど仕方ない。
涙の数だけ強くなれるわ。って歌もあったしな。
さあ、帰って映画でもみよう。
きゃあああああっ!
テレビつけたら誰か出てきた!
「驚」「恐」は腎に影響を与える
こうして彼は、高校最後のクリスマスイブを貞子に呪われながら過ごす事になった。
クリスマスの過ごし方も人それぞれですね。
東洋医学では様々な感情が各臓器に影響を与えると考えられています。
イライラしていたり、くよくよ考え込んだり、
感情が偏ってくると病気の原因になる場合があります。
感情がバランス良くあるのが、人間として自然な状態だと思います。
嬉しい時は喜び、腹が立てば怒り、悲しければ泣く。
子供をイメージすると分かりやすいですね。
子供みたいに色々なものに興味持って、感情豊かに生活するのが健康的かも知れません。