この物語はフィクションです。
時代は変わった。
怪我ばかりして整骨院の常連になるよりも、怪我をし辛い身体になってもらう方がいいと思う。
痛い状態を改善させるだけでなく今以上にパフォーマンスも上げる。そんな取り組みを俺はしているつもりだ。
自費治療は嫌われる事も多いが迷いはない。
いつか多くの人にわかってもらえる日がくるといいな。
君の場合、肩の問題だけではなく骨盤もみていかなくてはいけない。
右が前捻して左が開いて上がっている。左股関節外旋位。これでは下半身の動きにロスが多くなりパフォーマンス低下につながる。
遠い左足関節から整える。
右肩は内旋位。手首⇨肘⇨肩を外旋位にしやすい皮膚にしていく。
刺さない鍼やテーピングを使ってな。
これで肩の痛み、身体を右ひねりした時のロック感が少なくなっているはずだ。
「あ、ホントだ。あまり痛くない。身体もさっきより随分回ります。」
ほら、もう一度投げてごらん。
君はもっと良い球投げれるはずだよ。
「あー!なんか良いかも!」
ぐはーーーーーーーーーー!!!
思ったよりずっとやるじゃない。
「ありがとうございます!頑張ります!」
痛いところだけの治療もいいですが、全体をみるのもいいです。
マイナス(痛い)状態からゼロ(痛くない)、よりプラス(パフォーマンスアップ)になる場合もあります。