川島治療院 院長日記

江別市野幌町にある治療院です

整形外科疾患以外の症例

【30代女性、アニサキス症。】

魚介につく寄生虫で、刺身などを食べる事で感染する。激しい胃痛などを起こす。

 

病院で除虫し、激しい胃痛は収まったが、胃の鈍痛、背中の強い張り感が、薬を飲んでもなかなか改善せず来院。

 

みると、背中がパンパンに張っていて、お腹はよじれカチカチになっていた。

 

手技療法で背中の皮膚にゆとりを作り、お腹の皮膚を正しい位置に持っていき、テープを貼る。

 

症状は大きく改善された。3日間テープを貼って、まだ痛みが残るようなら来院する様伝え終了。

 

 

 

【10歳男子、リンパ管炎。】

毛虫の毒がリンパ管に入り炎症を起こす。

熱は引いたが腕の痛みがなかなか取れない。

 

炎症は左上肢にくっきりとした赤いラインで表れていた。何故か右上肢にも薄っすらと同じ箇所に赤いライン。

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不思議な事にそれは東洋医学の「厥陰心包経」に一致していた。

 

これは鍼で。

全身の気血の調整、八邪…などなど、小さな子供はさらに超ソフト、半分エアで施術。

不安な心の状態も感じたので、それも少し良くなるといいなと思いを込めて。

 

痛みはほぼ消失した。

お母さんに解毒処置を自宅でしてもらう様に指導して、3日後にもう一度みせてもらう事に。

3日後は膝がどうのという相談に変わっていた。

 

 

不眠症、うつ症状。】

 

心の症状も身体の問題箇所を丁寧にとっていけば、改善の糸口になる思う。

 

右肩が前方に捻れ込む事により、背中の皮膚が引っ張られ、胸椎が変移。

鍼、手技療法、テープで修正。

 

週一回の施術を数回で睡眠薬を手放せたという嬉しい報告を聞けた。

現在は1〜2ヶ月に一回メンテで来院されている。(こういう使い方をされている方も多いです)

 

 

当院では整形外科疾患以外のご利用もかなりあります。(まずは必ず医師の診断と治療です!)

 

皮膚への刺激は身体や心の深淵まで届くと思っています。

http://researchmap.jp/musf4504d-1872823/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=48928&metadata_id=85533

外胚葉由来の皮膚は、脳や神経など最も重要な機関と発生元が一緒であり、

皮膚には人体のナゾを解く鍵がまだまだ隠されている気がします。

 

 

治せます!…とは言えないし、言ってはダメだけど(これについては後ほどブログで書きたいです)、

病院で治らなかった場合は薬を飲み過ぎるよりは、見方を変えてチャレンジしてみるのも悪くないかも知れません。