2007年11月1日に開院。
初日は2人。2日目0人。3日目1人…。
多額の借金を前に絶望。家族を養えるのか…
という前途多難な状態で始まった川島はりきゅう整骨院も皆様のお陰で9周年を迎える事が出来ました。
本当にありがとうございます。
苦しい時も多かったけど「口コミ」オンリーの経営を続けて、トータル5000人くらいの方に利用して頂いた治療院になりました。
常に経営の軸としたのは、「ご縁があって当院を利用して下さった方に喜んで頂きたい!」だけです。
保険が効いて安いから整骨院ではなく怪我だから整骨院。怪我以外は自費治療でしっかりと身体を整える。(当院は6割くらいの方が自費でした)
マッサージして欲しいという依頼や慢性症状を保険でやって欲しいという依頼は、経営が苦しくても断ってきました。
部活や地元少年団で頑張る少年少女から、実業団選手、日本代表として世界で頑張る選手まで利用してくれています。勿論スポーツをしていない一般の方々にも多く利用して頂きました。
色々大変だったけど治療院乱立時代をなんとか生き延びてこられたと思ってます。
しかし健康保険財源の枯渇と、一部の柔道整復師のモラルの低さ?からか法的にどんどん厳しくなって健康保険適応範囲から「亜急性の怪我」が除外になりそうです。
亜急性の怪我とは、使い過ぎ、使い方の間違いからくる怪我であり、割と多いと思います。(デスクワークし過ぎで肩コリ、腰痛などは常識的に除外です)
中体連、高体連シーズンなどは特に練習し過ぎによるボロボロになっての亜急性の怪我が多く、それなりにお役に立てていた気もするのですが…
厚生労働省は亜急性の線引きを明確に文章で出すべきだ!と思っていましたところ、今回の療養費改定で「亜急性?そんなものはない!」みたいにとれる文章が…
正直もう保険治療はもう厳しいと感じました。
深く深く考えました。
患者さんにとってのメリットは何か。
保険を使って安く治療を受けられる事か。
安いのは有難い。これは誰しも思う事だと思う。
しかしルール上保険治療は痛めた局所しかみれない。
全身をみてバランスをとっていった方がきっと早く治る。
お金の事を考えると、局所しかみれない保険治療を何度もやるより、自費の全身治療をする方が治るのが早いだろうし、トータル的に安いのではないか。
ちょっとした動作で何度もギックリ腰になってしまうくらいなら、腰だけではなく、もっと根っこの部分から見直していく必要があるのではないか。
10月から自費治療を推奨し、自費中心の経営に切り替えました。
保険治療を全く否定する訳ではなく、肉離れや完全なアクシデントによる捻挫などによって組織自体が破壊され、明らかにフォローが必要な場合は保険治療を推奨します。
個人的には学生スポーツ選手たちの亜急性の怪我は認めてくれる方向にならないかな…っていうのが本音ですが…
自費治療は早期改善が多く、前みたいに全く予約が取れない状況は解消されました。
良いか悪いかは分かりませんが…(笑)
経営方針は変えましたが、「ご縁があって、当院を利用して下さった方に喜んで頂きたい!」という思いは全くブレないです。
自費治療ってどんな事をするのか、イメージつかないと思うので、明日のブログで紹介させて頂きたいです。
とりあえず今日は整骨院の誕生日。
頑張ってくれた治療機器一台一台と乾杯です。
毎年やってる恒例行事なんです(^^)
保険云々よりも、私個人として、ご縁があった方々に全力で施術させて頂きたいと思っております。
今後ともよろしくお願い致します!