振られちゃいました。
翌朝…
何だか咳が出て身体が怠い。
風邪でも引いたかな…
「あら、スネちゃま、凄いお熱ザマス!
お薬飲んで、おフランス製高級ベッドで寝るザマス!」
「帝国ホテルのシェフが作ったスープとタイから取り寄せた精力剤ザマス。これを飲んで休むザマスよ!」
ありがとうママ。
ボクちゃん頑張る。
…意味不明な前置きはいいとして
東洋医学では様々な病気の原因の一つとして、人間の感情も関係していると考えました。
感情が強過ぎたり、長引いたりすると、関連する臓器を傷つける「内邪」となります。
スネちゃまの例で考えてみると、振られた事により「悲」「憂」という感情が強烈に高まり、関連臓器の肺を傷つけてしまったようです。
肺が傷つくと呼吸器系の機能が弱まり、風邪を引きやすくなります。
他にも様々な感情が臓器を傷つける場合があります。
「怒」は肝を傷つけます。
肝が傷つくと気や血が上に昇ったまま降りてこなくなります。頭はのぼせ、身体は冷えます。気や血の巡りが悪くなった身体には色々な症状が出ます。
「思」(悩み、心配)は脾を傷つけます。
脾が傷つくと消化器系の働かが弱まり、胃痛、下痢などになる事があります。
「恐」「驚」は腎を傷つけます。
腎が傷つくと腎の働きが弱まり、老化が早まったり、浮腫んだり、白髪になったりする事があります。
「喜」は基本的に良い感情ですが、
過剰になると心を傷つけます。
集中力が途切れたり、精神的に不安定になる事があります。
感情コントロールって難しいですが、嫌な感情は長引かせないように出来ればいいかも知れませんね。