長年苦しまれている方も多いと思います。
坐骨神経痛で長年悩まれていた、ご高齢の女性がいらっしゃいました。
「もう治らないと思うけど、少しでも楽になればいい。
もう一度趣味を楽しみたいけど、痛くて座ってられない。」
そう話されていました。
坐骨神経痛の施術は簡単ではないです。
みますと骨盤、恥骨、仙腸関節、股関節、膝、足首…
正しいポジションにない箇所が多いし、引き伸ばされて潰れている筋肉も多い。
それらを修正しつつ、患者さんにも
神経痛が悪くなる姿勢、動作を熟知してもらい、弱った筋肉の簡単なトレーニングをご自宅でやってもらいました。
共同作業です。
驚異的なスピードで症状が改善されていきました。
でも時々忘れた頃にビリビリと…
そう、これが神経痛の厄介なところだと思うんです。
脳が痛みを記憶しているのでしょうか。
この問題の改善方法は諸説ありますが、私は「楽しい事を思いっきりしてみる」のを勧めております。
脳に「嬉しい!楽しい!有り難や〜有り難や〜」と思わせる事によって、
過去の辛かった痛みの記憶を上書き修正出来る気がします。
痛くて出来なかったと思い込んでいても、身体が良い状態になってくると、意外と出来るものだと思います。
自信もつきます。
女性は趣味の絵画を再開されました。
そして最後はご自身で坐骨神経痛にとどめを刺しましたのだと思います。
最後の施術の日、描いた絵をプレゼントして下さいました。
「!!!」
パソコンに取り込み、ハガキにして頂きました。
何とハイレベルなんでしょう…
感動して、隅々までじっくり見ました。
「先生も絵を描くのが好きって言ってたよね。どんなの描くの?」
((((;゚Д゚)))))))!
「わわ、私ですか(汗)
い、いやあ、ただの落書きですよ。は、はは…」
…とてもお見せ出来る状況ではありませんでした(笑)