最も重要な安定化機構は外側と内側についている「靭帯」だと思います。
「靭帯」の役割は骨と骨とが離開しないようする事です。
頑丈なコラーゲン繊維でできているのですが、若干の弾性もあり、張力がかかると徐々に伸びてしまいます。
「靭帯」は捻挫などで伸びてしまうだけではなく、過剰なストレッチや、座っている時のこの様な足の置きどころでも徐々に伸びてしまいます。
安定性を失った足関節は、上へ上へと間違った圧を加えていきます。
間違った土台の上に積み重ねらたものは、間違った構造になってしまいます。
筋力がある若い時は問題が出ない場合もありますが、中年以降は注意が必要かも知れません。
変形性膝関節症(保険外)の施術をする時など、学生時代に捻挫を放っておいた経験があるという話を聞く事もあります。
足関節から施術する事が多いです。
コストの話をしますと、
極端な例かも知れませんが、変形性膝関節症で人工関節の手術をした場合の費用は医療費200万弱。
自己負担で60万程。
高額療養費適応で実際には10万円強に抑えらるケースが多いと思いますが、200万円の医療費が使われてしまいます。
足関節捻挫は医療費(療養費)数千円で、自己負担もそれほどかからないです。
足関節の問題が他に波及しないようにするのが、私達の一つの役目だと思っております!