制作に一時間くらいかかりましたが、親子共に楽しめました。
このくらいの石の塊を水をつけながら紙ヤスリで好きな形に削っていきます。
こんな風にツルツルピカピカのオリジナル勾玉ができます!
無料ですし、小学生くらいのお子様がいるご家庭には是非オススメの穴場スポットです。
「父ちゃん、勾玉ってどうしてこんな形なの?」
色々な説があるようですが、本当のところは分かっていないようです。
魂の形説、胎児の形説、月の形説…
「父ちゃんが思うには、こうだ…」
俺は悩める戦士。
狩りの腕は一番だが、モテないのが悩み。
狩りの腕はないくせに、小さなピカピカする石を縄文レディー達に配り、モテる村長の息子。
縄文レディーは「可愛い〜!」という。
石コロのがどこが可愛いのか。
…レディーは可愛いのが好きらしい。
この前狩ったウサギでカチューシャを作り、服にも子グマさんの刺繍を入れた。
俺も可愛くなった。
しかしモテなかった。
何故だ…
やはりピカピカする石コロが必要なのか。
村長の息子みたいに金がない俺には、ピカピカする石を買うのは無理だ。
狩りに行った。
大きなクマだ。
こいつを倒せば一か月は食物に困らない。
頭をかじられたが何とか倒した。
キバを抜く。
よく見るとピカピカした石に似ている。
よく磨いてみた。
さっそく縄文レディーにプレゼントしてみた。
「超可愛いー!!」
「ヤバイ!!」
「この曲がり方、ヤバイ!」
大好評のようだ。
ようやく俺にも春が来た。
「こうしてモテるアイテムとして、勾玉は日本全国に広がったんだと父ちゃんは思う。」
「………。」
終わり(笑)